2014年5月24日土曜日

小倉駅前の路地裏から長崎街道を歩く「失われる地方都市の風景」


ほんの少し前、十数年前だろうか小倉駅から東方向に入った路地裏は独特な雰囲気をもっていました。
この通りはチョットヤバいかもしれないと感じる一方で、どこか温かみがあって前を向いて歩く人たちのギラギラした欲望や希望を感じさせる活気がありました。

そんな景観が再開発の名のもとに失われつつあります。

古い建物は取り壊され、駐車場が広がる路地裏。
綺麗なアーケードと新しい商店街。

どこにでもある無個性な”いわゆるオシャレ”な街に生まれ変わりつつある小倉。

そんな中でとにかく目立つのがオシャレに衣替えした”パチンコ屋”というギャンブル場。

小倉は福岡よりも短期滞在の旅行には向いている場所といえます。
小倉駅周辺には旦過市場をはじめ、小倉城など楽しめる場所が徒歩圏内に集中しているため撮影していてとても楽しめる場所でした。

その小倉らしさであった、どことなく危ないような懐かしいような温かいような、そんな風景が失われていくのは悲しいですね。

綺麗でオシャレで清潔な街を目指しているのでしょうけど、それはただ都会を夢見る”福岡市化”しているだけで自らの個性を捨てているように思えるのですがどうなんでしょう。

清潔でオシャレな街と、古臭くて危なっかしいけど活気ある街を共存させられないのでしょうかね。

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